Cryptocurrency Research Lab.

Cryptocurrency関連技術についての調査・研究

2019-01-01から1年間の記事一覧

【Xpring SDK】③送金

※補足 記事内のXpringはrippleXに改称されました。 Rippleリップル社の投資部門であるXpringスプリングが提供しているXpring SDKの使い方について調べました。 Xpring SDKのJavaScriptライブラリである『Xpring-JS 』を使用して検証します。 Xpring SDKを使…

【Xpring SDK】②残高照会

※補足 記事内のXpringはrippleXに改称されました。 Rippleリップル社の投資部門であるXpringスプリングが提供しているXpring SDKの使い方について調べました。ここでは、JavaScript向けライブラリー『Xpring-JS 』を使用して検証します。 ※補足 Xpringはripp…

【Xpring SDK】①ウォレット作成

※補足 記事内のXpringはrippleXに改称されました。 Rippleリップル社の投資部門であるXpringスプリングが提供しているXpring SDKの使い方について調べました。 以前、本Blogで解説したRippleAPIでは、XRP Ledger上で送金等のトランザクションを行う際に、シ…

Xpring SDK

2019年10月2日、Rippleリップル社の投資部門といわれているXpringスプリングより、開発者向けオープンプラットフォームが発表されました。 アプリケーションの開発者は、このプラットフォームを利用することによってXRP LegderやInterledger protocolをプリ…

X-Address

XRP

本記事執筆時点で『Tagged Address』と記載していたものは、『X-Address』という名前になりました。 XRP Ledger上でXRPを送金する際、送付先アドレスのほかに宛先タグの指定が必要な場合があります。 例えば暗号資産取引所など複数ユーザが利用するサービス…

QR Code for Simple XRP Payment

前回の記事『Wallet for XRP』では、ToastWalletなどのアプリケーションでは、XRPL URL Schemeをサポートしていることに触れました。 たとえば、以下のようなURLをWebブラウザ上でクリックすればToastWalletが起動して支払い画面が表示されます。(動作しな…

Wallet for XRP

私が初めて手にした暗号資産はXRPです。2018年春のことですから、このCrypto Worldにおいてはもう何周もの周回遅れ組です。ですが、これから先何年、何十年と続いていくだろうFintech発展の長い歴史から考えるとまだはじまりにすぎません。まずはパイオニア…

【RippleAPI】⑪XRP Payment Sample

Node.jsを用いてXRPで支払いする例は『③ Payment』で解説しました。 RippleAPIはNode.jsからアプリケーションを実行して呼び出せるだけでなく、Webページ上のJavaScriptから利用することができます。前回までにWebページ上でアドレス生成や残高照会のサンプ…

【RippleAPI】⑩XRP Balance Checker

XRP

RippleAPIはNode.jsからアプリケーションを実行して呼び出せるだけでなく、Webページ上のJavaScriptから利用することもできます。 前回『➈ XRP Address Generator』で気に入ったキーワードを含むXRPアドレスを自動生成するサンプルを提示いたしましたので、…

【RippleAPI】➈ XRP Address Generator

XRP

前回までRippleAPIをNode.jsから使用する方法を解説してきました。 RippleAPIはNode.js上からだけでなく、Webブラウザ上からでも使用可能ですので、今回はその方法について例を挙げて解説します。 Node.jsからWebpack等を使う方法もありますが、ここではNode…

【RippleAPI】⑧ Transactions

XRP

今回はrippledサーバに接続して、XRP Ledger上のトランザクションの詳細を取得する方法を解説します。 トランザクションの詳細は、以下のような方法で取得できます。 トランザクションIDを指定して取得する アドレスを指定してトランザクション一覧を取得す…

【RippleAPI】⑦ Regular key

XRP

もし、あるアドレスのsecretキーもしくは署名に使う秘密鍵が事故等により流出してしまった場合、そのアドレスはもう危険だから使わないようにしないといけないでしょうか。 XRPではgenerateAddress()関数などによって生成されるsecretがあれば、そこから公開…

【RippleAPI】⑥ Public key & Private key

XRP

XRPは、BitcoinやEthereumなど他の暗号資産と同様に、公開鍵暗号技術の応用によって実現されています。具体的には、XRPではecdsa-secp256k1やed25519という暗号化方式が使われています。 『【RippleAPI】② XRP Test Net』でも解説したように、XRPではAddress…

【RippleAPI】⑤ Settings

XRP

XRPアドレスには、所有者が設定できる項目があります。 たとえば、以下のような設定があります。 項目名 概要 domain ドメイン requireDestinationTag 宛先タグの要否 memos メモ その他の設定項目の詳細につきましては、以下を参考にするとよいでしょう。 x…

【RippleAPI】④ 送金受領通知

XRP

Ripple APIを使って送金の受領通知を受け取ることができます。 支払いが完了した契機で何かしらのデータ処理を行いたい場合に使用できそうです。 本物のXRPを使って検証を行うと費用がかかってしまいますので、今回もTest Net上で行います。接続先サーバや対…

OpenCerts

opencerts.io ブロックチェーンの応用例の一つとして改ざん防止がありますが、Singaporeでは今後、学校の卒業生にディジタル証明書を授与することが発表されました。 OpenCertsと呼ばれる国レベルの取り組みにより、学校などの教育機関が学業成績証明書や資…

Brave Browser

今回はBrave Browserについて紹介します。 本Blogを閲覧して下さっている方の中には、すでにBrave Browserをデフォルトとして使っている方もいるかと思います。まだ使っていない方でも一度は耳にしたことがある方も多いでしょう。 Brave Browserは現在のイン…

Binance Academy

世界最大級の暗号資産取引所Binanceが運営しているサイト『Binance Academy』には、暗号資産に関する基礎知識を習得するのに役立つ情報がまとめられています。 もし、これからCryptocurrency関連の技術を学んでいこうと考えている方にとってよい足がかりとな…

【Coil】アカウント作成

今回は、Coilコイルのアカウントを作成する手順を紹介します。 Coilは元Ripple社CTOのStefan Thomas氏らによって設立されたマネタイズプラットフォームです。 約1年ほど前に設立されたというニュースを読んで気になっていたのですが、今までコンテンツを提供…

【Binance Chain API】⑦ 送金

Binance Chain上であるアドレス(送信元)から別のアドレス(送信先)へ暗号資産を送る方法について紹介します。 暗号資産を他のアドレスに送ることができるということは、決済のような形で何らかの労働・商品などの対価を暗号資産で渡すといったような使い…

【Binance Chain API】⑥ 送金受領通知

Binance Chain APIを使って送金の受領通知を受け取ることができます。 WebSocket経由でBinance Chainのエンドポイントに接続して、特定アドレスに紐づいたtransferイベントをsubscribeすることで、指定したアドレスへの送金、もしくは、指定したアドレスから…

【Binance Chain API】⑤ トークン発行

Binance Chain上で独自のトークンを発行することができます。 『Binance Chain API① Tokens』でも少し触れましたが、Binance Chain上で発行されているトークンは2019年4月30日時点ですでに7種類あるようです。メインネットが公開されてから約一週間が経って…

【Binance Chain API】④ KeyStoreファイルの読み込み

今回はBinance Chain用のKeyStoreを読み込みパスワードを指定して、Private keyとアドレスを復元する方法を紹介します。 Private keyは送金や暗号資産の交換などのトランザクションに必要となる大事なものですので、 使うときにだけ復元するなど取り扱いに十…

【Binance Chain API】③ アカウント情報の取得

Binance Chain APIを使って指定したアドレスの残高照会ができます。 Binance Chain上で行われたトランザクションが台帳に記録され公開されておりますから、あるアドレスに紐づいたトランザクションの記録をたどれば残高も分かるという仕組みですね。Bitcoin…

【Binance Chain API】② Walletの作成

今回は、Binance ChainのWalletを作成する方法を紹介します。 ここでWalletを作成する目的は、Binance Chainの仕組みを理解するために実験していくためです。 もし、すでにBinance Chain上にWalletをお持ちの場合など、実験に失敗して資産を失ってしまうとい…

【Binance Chain API】① Tokens

2019年2月からテスト運用されたBinance Chainが2019年4月23日にメインネットに移行しましたのでアクセスしてみました。 テストネット上ではトークンを発行してみたり一通り機能を試してみましたが、メインネットでは本物のBNBが必要となります。 トークンの…

【RippleAPI】③ Payment

XRP

前回はTest Netを使ってテスト用の10,000 XRPを受け取りました。 ledger.hatenablog.com この入手したXRPを使った支払いをしてみましょう。 あくまでもテスト用のXRPで実際に費用がかかるわけではありませんので色々と試してみるとよいでしょう。 支払先のア…