【Xpring SDK】②残高照会
※補足 記事内のXpringはrippleXに改称されました。
Ripple社の投資部門であるXpringが提供しているXpring SDKの使い方について調べました。ここでは、JavaScript向けライブラリー『Xpring-JS 』を使用して検証します。 ※補足 XpringはrippleXに改称されました。
Xpring SDKを使えば、たった数行で残高照会が行えます。RippleAPIではRippledサーバへ接続、切断といった手順が必要でしたが、Xpring SDKではサーバとの通信をあまり意識することなく使用できます。
以下のプログラムは、本番環境ではなく、テスト環境にあるアドレスの残高を照会します。テスト環境向けのXRPはここで受け取ることができますので、テスト環境で色々と試しながら学んでいくとよいでしょう。
remoteURLに本番環境のエンドポイントアドレスを指定すれば、本物のXRPアドレスの残高照会もできるかと思います。(本番環境のエンドポイントが分かりません)
プログラム例
xpringBalance.js
const { XpringClient } = require('xpring-js'); const remoteURL='grpc.xpring.tech:80'; const address='rGJpRuLhSXMf7E2NWst7BLZF98tyUd8HSG'; async function main() { const xpringClient = XpringClient.xpringClientWithEndpoint(remoteURL); let balance = await xpringClient.getBalance(address); console.log(balance.getDrops()); } main();
プログラム実行例
$ node xpringBalance.js 76.543187
2019年10月07日現在の最新バージョンのV1.0.5では、getDropsという関数名なのに返却される値がdrop単位(0.000001 XRP)ではなく、XRP単位となっている点は少し気になりますが、いずれ改善されることでしょう。