Cryptocurrency Research Lab.

Cryptocurrency関連技術についての調査・研究

【Xpring SDK】②残高照会

f:id:halifax:20190515234612j:plain ※補足 記事内のXpringはrippleXに改称されました。

Rippleリップル社の投資部門であるXpringスプリングが提供しているXpring SDKの使い方について調べました。ここでは、JavaScript向けライブラリー『Xpring-JS 』を使用して検証します。 ※補足 XpringはrippleXに改称されました。

Xpring SDKを使えば、たった数行で残高照会が行えます。RippleAPIではRippledサーバへ接続、切断といった手順が必要でしたが、Xpring SDKではサーバとの通信をあまり意識することなく使用できます。

以下のプログラムは、本番環境ではなく、テスト環境にあるアドレスの残高を照会します。テスト環境向けのXRPここで受け取ることができますので、テスト環境で色々と試しながら学んでいくとよいでしょう。

remoteURLに本番環境のエンドポイントアドレスを指定すれば、本物のXRPアドレスの残高照会もできるかと思います。(本番環境のエンドポイントが分かりません)

プログラム例

xpringBalance.js
const { XpringClient } = require('xpring-js');

const remoteURL='grpc.xpring.tech:80';
const address='rGJpRuLhSXMf7E2NWst7BLZF98tyUd8HSG';

async function main() {
  const xpringClient = XpringClient.xpringClientWithEndpoint(remoteURL);
  let balance = await xpringClient.getBalance(address);
  console.log(balance.getDrops());
}

main();

プログラム実行例

$ node xpringBalance.js
76.543187

2019年10月07日現在の最新バージョンのV1.0.5では、getDropsという関数名なのに返却される値がdrop単位(0.000001 XRP)ではなく、XRP単位となっている点は少し気になりますが、いずれ改善されることでしょう。