Cryptocurrency Research Lab.

Cryptocurrency関連技術についての調査・研究

Baby BAB Family NFT

1週間ほど前に突如話題に出てきた『Baby BAB Family NFT』(BBF)、BinanceのBAB Tokenホルダー向けにFree Mintが行われました。

正確なアナウンスはなく、おそらく9/26 3:00 pm (UTC)あたりだろうという情報が流れてきたので待ち構えていたら、なんと、その時刻よりも30分近く前倒しでMint開始となって約5分程度で10,000個すべてがMintされたというアナウンスが出ました。

さいわい、BabySWapのTelegram GlobalやDiscordが急に騒がしくなったことに気が付いて急いでMintページにへとアクセスしたので、どうにか1枚ゲットしましたが…。

BBFトランザクションを見てみるとWebページでMint開始できるよりもだいぶ前にMintが行われているのが確認できる。最初の1トランはおそらく運営によるMintであるとしても、その数分後以降、連続したMintが行われており、おそらくBotか何かによるものだろうと思われます。BABはBinance KYC済アドレスに付与されるもので譲渡できないはずなので、一般的なウォレットと比べて個人で用意するのはハードルが高いと考えると、おそらく、どこかのグループでMint方法を見つけ出して情報を共有して、ページが公開される前にMintするといったようなことが行われているのかもしれません。

こうしたものはある程度想定されているものかどうかや対策できるものかどうかは分かりませんが、技術や情報格差が大きく資産に影響していくことについては、色々と考えさせられるものがあります。

Baby BAB FamilyはすでにNFTマーケットでも売買されていて、一時期フロア価格が0.1 BNB以上となっていました。(現時点では0.01 BNBくらいで妥当でしょうか)

ほぼタダでClaimされたものに値段がつき、『Chance to earn FREE #BabyWonderland on other islands & benefits』とは謳われていますが、その価値が価格に反映されているのかどうかは微妙だしよく分かりませんが、何となく気持ちの晴れないイベントではありました。

BABに紐づいていないウォレットの一つにはNFTがありませんので、Mint開始アナウンス以降にMintされたNFTをフロア価格付近で1枚だけ購入しておきました。お手頃かどうか分かりませんが、今後の特典に期待することにしましょう。

今回のMint開始時刻について、あくまでも勝手な推測にすぎませんが、たいてい開始時刻は作業遅延で後ろにずれ込むものだろうと思うので、もともと3:00 pm想定であったものの、すでに第三者によるコントラクト直叩きによる先行Mintが進んでいることを検知したため前倒しとなったのではないかと思います。実際のところ、運営チームのみぞ知るですので公式アナウンス以上のことは分かりません。

おおよそ3:00 pmという目安に対して約30分の乖離がありましたので、今後もそのくらいは見ておいた方がよいという経験にはなりました。

今回はBABホルダーなら誰でも参加できるものでしたので、既存のBabyユーザーの中には恩恵を受けられなかった方も多数いるかと思います。これをきっかけに新規ユーザーが増えればよいのですが、この辺りはどうなのでしょうね。BABホルダーが対象ということですし、Binanceと何らかの絡みがあるのかどうかという点は気になります。