【Flare】Songbird ($SGB) Airdrop
2020年8月頃に、以下の通りにripple-lib叩いてmessageKeyにFlareアドレスを設定しておりましたが、正しく行えていたかこの1年間ずっと気になっていました。
先日、Flare Networkのカナリア版という位置の『SongBird 』上でのAirdropが行われたとのTweetがあり、SGB 入っておりました。
— Flare (@FlareNetworks) 2021年9月16日
配布される SGB数 は XRP数 × 0.1511、もともと保有していた XRP も少額ですので配布された SGB も少量ではありますが、新たに構築されたBlockchainでどのようなサービスが生まれて、どう発展していくのかを体験できる良いきっかけですし、とてもありがたいです。
ウォレット設定
Flare Network、および SongBirdは EVM (Ethereum Virtual Machine)互換チェーンです。そのため、もともとEthereum向けに用意されていたSmart Contracts関連の開発ツールや、Metamaskなどのウォレットは、基本的に設定を変えるだけで使えるようになります。
Metamask などのネットワーク設定は、以下のように変更すればよさそうです。
項目名 | 設定値 | 備考 |
---|---|---|
RPC URL | https://songbird.towolabs.com/ext/bc/C/rpc | |
Chain ID | 19 | |
Currency Symbol | SGB | |
Block Explorer URL | https://songbird.explorer.flare.network |
&color(red){※今後、変更となる可能性はあります}
参照元:
https://docs.flare.network/en/tutorials/wallets/how-to-access-flare-network-with-metamask
雑感
昨年8月、まだBinance Smart Chainも公開されていなかった頃、Flare Networkのテストネットにアクセスしながら、EVM (Ethereum Virtual Machine)互換がもたらすインパクトを体感していました。このときの経験こそがBinance Smart Chain上への早期移行へとつながり、BakerySwapやPancakeSwapといったDeFiサービスに初日から参入することができた大きな理由の一つと考えております。
この1年間で次々と公開されてきたBlockchainを見てみても、EVM互換という規格は、T型フォードやIBM PC/AT互換機と同様、すでにデファクトスタンダードとなりつつあるように感じます。そうした状況で、同じくEVM互換の Flare Networkがどのように発展していくかという点や、今後XRPLはどうなっていくかという点は非常に興味深いです。
決して少なくはない XRP 保有者に対して FlareをAirdropするという戦略は、はじめからそれなりの利用者数を見込めますから、大きく発展していく原動力になりうるでしょう。とても楽しみにしていますし、積極的に使っていきたいと思います。
今後XRPLはどうなるでしょうか。XRPLは、BitcoinやEthereumに比べてトランザクション数や手数料の点で優れているという強みがありましたが、この点を克服したEVM互換Blockchainが登場してきたことによって状況も変わってきたように思います。XRPLは国際送金分野や各国のCBDCにも利用されていくのではという話や、Smart ContractsやNFTも実装していくという話もありますし、これからも発展していくのだろうと考えていますが、将来のことは分かりません。
私個人の感想としましては、この1年間を振り返ると、(学習程度に触っているだけですが)ripple-libよりもEthererum (EVM互換) 向けのWeb3 APIを使う機会が圧倒的に多かったように思いますし、今後もその傾向はますます強くなっていくだろうと考えています。